医療に絶望した僕が、医者を辞めて世界に旅立つ話

健康で文化的な最高の生活を求めて、医者を辞めて無職になりました。ゆるーく世界一周したり、修行したりするブログです。

医者になって良かったことベスト3!

あけましておめでとうございます。

新年って一念発起したりする良いタイミングだと思う方も多いかもしれませんが、実は年末年始は時間があって、じっくり自分の内面を向き合えるから目標なんかが立てやすいのかなと思っています。

 

さて、ブログのアクセスを見ていると世界一周系の記事よりも医者とカネ系の記事のほうが圧倒的にアクセス多くて、発信したいことと需要ってのは本当に違うなあとしみじみ思う元旦です。

 

せっかくなので、ブログのタイトルが医者辞めるぞ!にもかかわらず医者になって本当に良かったなと思うことを挙げていこうかと思います。

そもそも僕は臨床も大好きで、でも医療業界の空気感や仕組みや働き方が嫌いってスタンスなのですから。念の為。

 

 

 

3位:自分の体のことについて分かる

これはまあそうですよね。

僕が医師になろうと思った理由の一つです。

正直人間の体なんて基本的に若くてこれまでの人生健康ならだいたいのことはちょっとくらい体調が悪くても特に問題ないというか、時間が経てば勝手に治るんですよね。それでもやっぱり自分や家族が体調悪い時に、「これは〇〇という理由で大丈夫だな」と思うことが出来るってのは安心出来ます。

結局知識がないと、確率の低いことと高いこと同列に考えてしまい不安になったり、最悪のパターンを考えてしまいがちなんでしょうね。

だからこそ、僕は基本的な医学を義務教育にすべきだと思っています。傷の処置や予防医学なんか必須だと思いますけどね・・・。

 

2位:多様性を実感出来る

第1位、2位は医師になる前には予想していなかった利点です。

病院で働いていると色々な人がいるということを知ります。

特に医療者は個人の人生や家族、普段の家庭生活まで見えてしまうことが多々あります。在宅診療をすれば、赤の他人の家に上がり込むことになります。

そうすると今まで自分の家しか家庭というものを知らなかったのに、他人の家庭を沢山見ることが出来るんですね。

そのような経験を通して、世の中には色々な人がいるということをめちゃくちゃ実感出来るようになりました。

 

特に医者にありがちなんですけど、ソコソコ恵まれた家庭で育って、ある程度選別された学校に行き、理不尽の少ない人生を歩んできた人は多いでしょう。

それが社会人になっていきなり救急外来でチンピラに「てめえぶっ殺すぞ!」と怒鳴られて、フリーズした経験があります。理不尽耐性がついていなかったんでしょうね。

 

僕はずーっと田舎の公立小中高だったので、一応バランスの良い社会の縮図にいたんじゃないかなと信じていたのですが(中学校なんかでは殴り合いのケンカしてたりトイレでタバコ吸っている同級生がいました)そんなもの生ぬるいといわんばかりの尖った方々が病院には受診してきます。

 

例えば殴り合いのケンカなんて、僕は物心ついた頃から記憶にないですし、少なくとも20歳過ぎてから殴り合いした人なんて僕の周りでは聞いたことがありません。それでも救急外来には駅のホームで殴り合いをした40歳過ぎたサラリーマンが来院します。嫁も子供も居て何してんだよと研修医の頃はドン引きしていました。

 

しかし次第に自分が見たい世界だけ見て生きていくと、トランプ政権誕生を見誤ったニューヨークやシリコンバレーのエリートのようになってしまうし、ブレクジットなんて起きないと信じ込んだロンドンシティの金融マンのようになってしまうかもなと思うようになりました。

高校の同級生たちで、大手金融やITスタートアップに進んだ人たちはおそらくアルコール中毒生活保護受給者と話し合ったりしないと思います。しかし僕はしてきました。そういう自分の視野がこじ開けられるような経験をするからこそ、医者で小説家になる人がいるのかもしれませんね。

 

1位:人の死に沢山触れられる

当たり前ですが、人の死という現実を目の当たりします。

やはり人間どこか「自分だけは死なない」と思っているものなのかもしれませんが、さすがに自分よりも若い人の死を見ると「ああ自分も明日死ぬのかもしれないなあ」と思えるようになります。

そこから自分も後悔なく生きていこうとリアル感を持って考えられるようになりました。

だから「定年後は世界一周したい」みたいにやりたいことを先送りするのはやめようと思うようになりました。

 

それから死に至る病床で周りに感謝の気持ちを持って穏やかに亡くなっていく人と、軽症でも自分は世界一不幸だと大声で嘆く人の違いはなんなんだろうとか、自分はどんな風に人生の最後を迎えたいんだろうとか考えるようになりました。

 

そんなこと考えているうちに、病気を治せば幸せになれる、という訳ではない。幸せな生き方とはなんだろうと考え続けて公衆衛生に興味をもってきたわけであります。

 

さて、2019年は引き続き世界一周旅行を続けます。

そして健康と幸せに生きる、このあたりの勉強も進めていきたいなと思います。

そのあたりの持論はまだ今度!ではでは!